飼いを知る為に必要なマイクロチップの個体識別番号について。
- 個体識別番号をFAMには登録してあるがAIPOには登録していない方が意外に多い。
- ペットを飼っている方は安心のため、一度ご確認を。
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こんにちは!さわゴマです!
先日、ひまり(チワマル♀2歳6ヶ月)と東京の月島へ旅行をしている時に体調を崩してしまい、そこの地元の動物病院にお世話になりました。
その動物病院の先生からある事を言われます。
検査してくれた時に、マイクロチップが埋め込まれているか、その事についても調べてくれました。
さわゴマはペットショップからひまりを購入するときに一通り説明は聞いているので、マイクロチップを埋め込まれている事は当然知っております。
なので当初は特に心配はしていませんでしたが…。
先生も機器を使い、マイクロチップが埋め込まれている事が分かったので、個体識別番号を読み取ってPCで何かを調べ始めました。
その後…
…あ~無いねぇ…
???
個体識別番号が登録されていませんね。
え?( ゚Д゚)
うちの病院に来るわんちゃんの3匹に1匹は登録されていないんですよ。
あれ?おかしいな…??
ここで登録をしても良いのですが、この旅行にハンコなんて持って来てませんよね?登録にハンコが必要なんですよ。
はい、無いです。
地元に帰ってから担当の動物病院の先生に相談してみれば、個体識別番号の登録をして頂けると思います。
どうも疑問が解けない…。
個体識別番号の登録が無い?一体どういう事なのか?
個体識別番号とは?
マイクロチップの中にある情報が入っております。
その情報とは15桁の数字。
この数字が個体識別番号です。犬猫などマイクロチップが埋め込まれた動物には15桁の数字の情報が入っています。
※2019年6月に動物愛護法が改正されることが決まり、その法案の中に生体へのマイクロチップの埋め込みが義務化される見通しになっております。
マイクロチップが埋め込まれているのに「登録が無い」という事がありうるのだろうか?
首をかしげるばかり…。
ペットショップでは確かにマイクロチップの個体識別番号の登録の説明を受けております。
でも登録が無いって???
そもそもマイクロチップが埋め込まれているのに登録が無いなんて事があるのかな?
登録が無いのであればマイクロチップを埋め込んだ意味が無いのでは?
その旨を先生に質問すると、
はい、そうですね。
もしひまりが迷子になった場合、見つけても誰が飼い主なのか分からないままなのか…???
購入時のペットショップのファイルを確認。
書類を見てみると、確かにマイクロチップを埋め込んであるし、個体識別番号もあります。
ひまりの個体識別番号の登録も確かにしてあるはず…??
個体識別番号の登録先は一般社団法人FAM
FAM(ファミリーID管理機構)とは?
FAMはマイクロチップの個体識別番号の登録を行う一般社団法人。
FAMのHPにアクセスして個体識別番号を入力してみると…
あれ??
登録してあるじゃん?
先生がアクセスしたHPはおそらくAIPO
AIPO(動物ID普及推進会議)とは?
個体識別番号の普及の推進を行い、FAMと同じようにマイクロチップの個体識別番号の登録をする組織。
公益財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本動物福祉協会、公益社団法人日本愛玩動物協会、そして日本獣医師会などの組織で構成されています。
さわゴマは獣医師ではない事からHPにアクセスしてもログインができないので、AIPOでの個体識別番号を確認することはできませんでしたが、先生はおそらくここでマイクロチップの個体識別番号の登録を確認したのでしょう。
ペットショップでこのAIPOのデータベースに個体識別番号を登録する旨の説明は受けておりませんでした。
FAMとAIPOの主な違い。
FAM
5年で¥2500の登録。※自分の場合
(おそらく5年後に更新するかどうか連絡が来ると思います。)
登録数約29万匹(2019年8月時点)AIPO
登録料¥1000のみで更新は無し。
動物が亡くなった場合は連絡をし登録の抹消をする。
登録数約200万匹(2019年8月時点)
両団体とも迷子のペットを拾った場合に誰が飼い主なのか調べることができます。
飼い主の住所や電話番号もマイクロチップの個体識別番号と同時に登録します。
FAMに登録してあればAIPOには登録しなくてもいい?
両団体も迷子のペットを拾った場合、探すことができるのでどちらか片方の登録でいいのでは?
そう思っておりまいた。
ただ、もしさわゴマがペットを拾ったらどうするか?ちょっと考えてみると…
ペットを拾ったらまずは動物病院へ行くだろう。
そして動物病院の先生は、「AIPO」で検索をかけ、飼い主を探すと思います。日本獣医師会も推奨している登録団体はAIPOだからです。
だったらAIPOにも登録しておいた方が安心ではないでしょうか。
登録料は¥1000のみだし。
動物病院の先生はFAMの事は知っているのだろうか? また迷子になったペットを拾った場合、FAMにも検索をかけてくれるのかは分かりません。
AIPOへの登録手続きは?
動物病院へ行くと先生から説明をいただけます。
本来、マイクロチップを埋め込んだ獣医師が申請をしますが…。
(※後に分かった事です。登録申請先から連絡が来ましたが、マイクロチップを「読み込んだ獣医師」の名でも申請が可能だそうです。)
さわゴマの場合は、別の獣医師がひまりを購入前にマイクロチップを埋め込んでFAMへ登録を済ませております。
その獣医師は遠方の方なので、ちょっと連絡がしづらい(;’∀’)
行きつけの動物病院の先生に相談すると、それでも申請書について詳しく説明をして頂けました。
FAMに登録してあるけど、AIPOにも登録をしたい方はまず動物病院に行って先生から説明を聞いて下さい。
特に問題なく申請ができると思います。
(余談)記載にマイクロチップの個体識別番号の記載を間違えてしまった。
動物病院へ行き先生に相談したらその先生が申請書を作成してくれたので、その申請書をいただいて郵便局に行き、¥1000(登録料)を支払った領収書を添付して郵便ポストに入れました。
申請書の複写の控えが手元に残ります。送付した後に見ていると…
あら!?個体識別番号(15桁)の数字を間違えて記載してある?
動物病院へ電話すると、↓へ電話してくださいとの事。この手続きは特に厳しい物では無いようです。
公益社団法人日本獣医師会
〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館23階
【マイクロチップデータ登録窓口】
TEL:03-3475-1695
FAX:03-3475-1697
E-mail:mc@nichiju.or.jp
(不在の場合は日本獣医師会代表 TEL:03-3475-1601)
電話先の方は、
控えの用紙にマイクロチップの個体識別番号を記載してFAXを送ってください。
との事でした。 ちょっと焦りました(;’∀’)
AIPOへの登録が完了すると
申請書に記載した住所宛に登録が完了した旨を記載したハガキが届くようです。
最近送付したばかりのさわゴマ。
約2,3週間かかるようなので気長に待ちます。
最後に。
FAMに登録されている方は認知度が高いAIPOのも登録をした方が良いと思います。
ここからはあくまで自分の考えです。
少々費用がかかりますがせっかくFAMにも登録してあるので、抹消せずにそのまま登録をしていくつもりであります。
でも一番大切な事は飼い主がペットを迷子にさせない様にしなければいけないことです。何処かに行かない様に教育しなければならないですね。
しかしひまりは自分が呼んでも来やしない。
勝手にどこかに行かない様にしなさいよ!
家出してほしくなかったらオヤツよこしな!
てめっ
以上、AIPOへの登録をしていなかった事について勉強になったさわゴマでした!
申請をして約2週間後、ハガキが届きました。
これでAIPOへの登録が完了した事になります。ハガキは大切に保管しましょう。
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