このサイトに来ていただいた方々、いつもありがとうございます。
こんにちは!さわゴマです!


最近はとても暑くなってきており夏の雰囲気が出てまいりました。木が多く茂っている道路を車で走っていると蝉の声が聞こえてくる事も。
この感じがとても好きです。
ただ梅雨時でもあるせいか湿気が多く、このジメジメ感が体力を奪っていきます。
夏の暑い時期の外仕事の方々はとても大変です。仕事に集中しないと怪我の元にもなるしさらに熱中症との戦い…。
これから暑い日が続きますが、この時期になると数年前のあるちょっとした事を思い出す事があります。
何故思い出すのかは正直分かりませんが、先日も車の中でふと思い出しました。
数年前の暑い時期、外に出ていたさわゴマ。
ふと見るとある敷地で土木工事をしていた業者がおりました。
新築建物が建築されるのだろうか…?
その前提なのかどうか分かりませんが工事をする予定の敷地の道路付近で大きな穴をあけております。
そして土木作業員が、掘った穴にU字溝を入れて行く作業をしておりU字溝をクレーンで釣り上げておりました。

土木作業員は暑い時期は特に大変だ。
見ただけで大変さが伝わってきます。当然外仕事なので暑いなんて言っていられない。
安全を考慮するため常にヘルメットを装着し、怪我をするわけにもいかないから服装も長袖。日焼けなんて気にしている暇は無いし、何より納期もあるから焦りもあるだろう。
土木作業員は皆同じ会社の人かなあ?見ただけで10人以上います。
その中で一人、60歳前後の男性がおり、見た感じおそらく現場監督をしている責任者だろう。
他の人達は部下かな。皆とても暑そうな服装だな…。
部下の人達は比較的若そうに見えて20~40代前半くらいに見えました。皆仕事の割り振りが決まっているのだろうか各自で与えられた仕事をこなしております。
しかしその後…
平穏な敷地だった場所で大きな怒号が響き渡ります。
「早くどけって言ってるだろう!!」

現場監督の人が怒鳴り声をあげている。部下が仕事のミスでもしたのかな?
「そこじゃねえって!!だから違うだろ!!」
ずっと怒鳴り声で怒っている現場監督。
平穏なところでの怒号は広範囲に聞こえます。
クレーンで釣り上げたU字溝を設置する時の事でした。何度も何度も怒鳴りまくっている現場監督。
土木作業員という現場仕事は命懸けだ。クレーンを使用して設置するU字溝…万が一落ちてしまいその下に人がいたらただじゃ済まされない。
常に危険と隣り合わせ。だから現場監督は責任も大きいだろう。
でも…ちょっと怒りすぎじゃないか?
こんな怒鳴りっぱなしの現場を見るのは初めて。
仕事の分担があるからだろうか?何人かの部下は何もせず見ているだけ。
ちょっと近づいてみてみると、60歳前後くらいの現場監督が怒鳴っていた相手は一人の年配男性に対してでした。
その怒鳴られていた男性は見た目現場監督の男性と同じくらいの歳の男性。
現場監督の思い通りに動かなかったから怒られていたのか?
でもどういう事だろう?こういう危険な仕事はしっかりと前もって教育してあるものじゃないのか?
怒られている現場監督と同じくらいの歳の作業員男性はあたふた。
そのあたふたしている最中も怒号が飛ぶ。
ただ気になったのは、なぜ他の部下は何も助けてくれなかったのだろうか。
危険な現場に何人もいると、かえって危険が増えるからなのか?
「どけって言っているだろう!早くどけ!!」
「何やってるんだ、早く行け!だからさっさと行けよ!!」
どっちなんだ…怒号が交錯。
この土木作業員のおじさんだけがずっと怒られており、焦ってしまっているせいか返って混乱している様に見えました。
年齢が高そうに見えた土木作業員のおじさん。他の歳下の部下達と立場はおそらく同じかそれ以下。
ひょっとしてこのおじさんは仕事以外で何か悪い事でもしたのか?
仕事だけの理由であれほど怒られている感じがしなく、部下も誰一人助けようとしなかったからそのような印象を受けました。
でもここまでの年配男性が現場の仕事をしている、しかも見た感じ、現場仕事は明らかに初心者。
土木作業の仕事をしている理由が何かしらあったのかもしれない。
ただ、勝手な憶測ではありますが…
怒られていた土木作業員のおじさんは、何らかの形で職を失い生活や家族のために少しでも稼がないといけない状況に陥り、職を探した結果土木作業員の職を選んだ…
だとしたら…
同じ歳くらいの現場監督から罵声を浴びせられ、歳下の部下から何も助けてもらえなかったこの状況を、
とても悔しかったのではないだろうか。
この歳になってあれほど怒鳴られるとは思っていなかったのかも知れませんが…。
あくまで勝手な憶測ではありますが、見ていると何とかしようとあたふたしている土木作業の一生懸命さが伝わってきたのでそんな気がしました。
暑い夏がやってきました。
そんな時にふと思い出した事。
今、あのおじさんは普通に生活をしているかなあ…?話した事もない全くの他人ですが。
そしてあの怒号。
先ほども言いましたが、土木現場は常に危険と隣合わせ。さらに真夏の暑さも加わって思考が乱れてしまう事もあると思います。
とにかく想像以上の辛い作業。だからこそ油断すると大怪我の元になってしまうと思います。
ただ…
それでもあれほどの長い怒号は、理由はどうであれ本当に正しかったのだろうか。
夏は大好きなさわゴマ。
暑いとイライラする気持ちが増えてきてしまいます。もし怒りと直面した場合、すぐに怒りを出すのではなく、一度深呼吸して冷静になれる気持ちを持つことが「暑さに負けない事」の一つなのかもしれませんね。
以上、話した事もない現場仕事のおじさんを少々思い出したさわゴマでした。
ブログランキングに参加しております。 皆様の応援がとても励みになっております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す