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こんにちは!さわゴマです!


未だに現役消防団員のさわゴマ。あと数年で20年の団歴。
何となく消防団について知っている人も多いかと思います。が、やっぱりイメージは良くない方かなあ…という印象。
そして入団してくる人も少ないので中々退団まで行かないもの。
若い頃の時の消防はとにかく大変でした。
操法大会に強制的に選手になったと思いきや、朝練習がありクタクタのまま仕事へ。
それを何週間もこなしていると体調を壊し、会社にも迷惑がかかるという…(;’∀’)
当時は何度も辞めてやると思っておりました。
ただ、上の人達が少しずつ退団していった事も理由の一つですが、時代に流れともに消防団活動が変化し、また言いたい事を言えるようになった事もあり、さわゴマの部、あるいは分団は大分変りました。
少しずつ過ごしやすくなってきております。
そのせいか、いつの間にかこの歳まで消防団になっておりました。
また、大変な事もありますが楽しい事もあったのも事実です。

3年ほど前位から、消防署の方で幽霊消防団員を把握したいとの事で調査を始めました。
消防団に在籍しているのに活動に参加しない団員
急に何だろう…?と疑問に思っておりました。
公にはしなかったのですが噂によると活動をしていないのに消防団報酬を不当に受け取っている部がいるのだと判断され、無駄に支払いをしたくない事が真実。
さわゴマの部では一人年間¥20,000ほど入ります。
そこである時、消防団の関係のネットニュースがアップされました。
おお…他の地方でも問題になっているようだ(;’∀’) そりゃ報酬と言えども税金だから当然…
このお金は当時は消防団の部に直接入る(現在は個人の口座に入る)ので幽霊消防団員がいた方が確かに各部の懐が潤うだろう。
その資金は今後の消防団活動費に利用されておりました。
今現在のさわゴマの部はほとんど幽霊消防団員がいなくなってきておりますが、部の懐は特に変化なし。
そもそもなぜ幽霊消防団員が生まれてくるのだろうか。
消防団経験者は何となく分かるかと思いますが、何も知らない人は「無駄に税金を使うな!」と思う事は当然だろうと思います。
さわゴマの勝手な思いですが、お金(報酬)が欲しいだけで「来なくてもいいから在籍して下さい。」と思った事は一度もありません。
実は幽霊消防団員になるのは「報酬」が理由ではなく、他に色々な原因があります。
[⓵入団者がいないと退団できない。]

辞めたくても辞められない事実。最終手段としてもう来なくなる(幽霊消防団員化する)しか方法が無い事です。
消防団員確保のため、勧誘に行く事もありましたが当然良い顔はされず、ほぼ拒否されます。
でもこの対応は至極普通。
仕事や家庭もあるし、消防団活動の中には朝早起きして活動する事も多々。
辛い事のイメージが大きくメリットが見えない。また消防団自身の印象が悪い。
ただ、さわゴマの町は消防団に入団しないといけないルールは無く、入らないとしても特に村八分になる事はありません。
そりゃ入団しません。そして退団できないというスパイラル。
[⓶最低団員人数の設定]

さわゴマがいる部は20人の人数がいないといけないという決まりがある様です。これは入団当初から決められていたルールの様ですが、これが幽霊消防団員を増やす最大の原因と言っても過言では無い気がします。
勧誘しても入団しない人が多い現在。
名前だけ記載する。(形式上入団しているように見せかける。)
そう言ったやり方が出てきてもおかしくありません。少なくともさわゴマが入団して間もない頃はちょくちょく行われていた気がします。
最低団員人数が足りない→形式上名前だけ借りる
この流れから実質幽霊消防団員が増えていってしまいます。
[⓷活動がキツイ]

消防団活動は火災の予防があります。
決められた日に夜警をしたり、火を扱う行事(どんど焼き等)には出席を依頼されます。

これはそれほど時間がかからないので余り問題視されませんが、何が大変だったかと言うと圧倒的に操法大会の練習です。
火事場を想定した消火大会。ルールに則って各部と順位を競う年一度行われる消防団の花形。
各地区の消防団によって厳しさや力の入れ方が異なり、順位が低いとOBから御叱りや嫌味を言われる部もあります。
高順位を狙いたいので操法大会の練習をするわけですが、その練習で消防団の消化活動の基礎、例えばホースを伸ばしたり、筒先の使い方を覚えたりします。

大会が無いと覚える事が無い場合もあるので、そういう意味ではある程度の練習は消防団にとっては必要かと思っています。
ただ、道具の使い方や所作を覚えるというよりも順位に拘る部やOBが多く、火事場にあまり関係が無いであろう部分に力を入れているように見えるので、やらされている団員にとっては意味が分からず、また早朝の練習で生活に支障をきたす事から幽霊消防団員化する事も少なくありません。
そもそも何故練習が早朝なのか?
夜だと仕事で遅れる人も多く、逆に朝だと誰もが家にいるはずなので仕事で遅れる(仕事で練習に参加できない)という言い訳を作る事が不可能だから。
…と聞いた事があります。
最近は少しずつ見直しが入ってきており組織の変化が変わりつつありますので、生活に支障をきたす事は減っていっているように思えますが、さわゴマはこれが大変すぎて何度も消防団を辞めようかと思いました。
消防団に少しずつメスが入り始めております。
税金が関与されている以上当然と言えば当然であり、それより今まで幽霊消防団員についてそれほど公にならなかった事が不思議なくらい。
ただ、これまでの説明では消防団の入団は良いものではいという感じに見られますが、実は楽しい事もたくさんあります。
さわゴマの部は男ばかりですが、男ばかりだとアホな人が多く笑いが絶えない…そんな部となっております。
トランプやったり、人狼ゲームやったり、童心に帰りやすく盛り上がります。楽しい事もあるので今は辞めなくて良かったと思っております。
お酒が弱いさわゴマですが、無理やりお酒を飲まされることは今は全くありませんし、弱い事を罵られる事もありません。
※昔はありました。マジうざかった…
消防団は公務員の一部となっており、好き勝手な事ができるわけではありませんが、時代と共に変化し幽霊消防団員化しなくなる様、活動しやすくなればいいなと思っております。
以上、さわゴマでした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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